ほうさんのお国柄

企画参加用創作ブログ。絵は描けない。文のみ。お腐れ。色々注意。

【閲注?】台詞のみ短編集

台詞のみの短編集です。三つあります。

軽度ですが下ネタというか、ああ、いつもの下品なやつね…っていうのがあります。3個目に置いてあるので、危険予知したら2個目まででやめておいてください。

 

ちなみに、1個目は平和なテディたそとルノーテスラ様(甘い)の絡み、2個目はおいたんとマダムの世間話とご機嫌なおいたんがやんほも暴走してるBL注意、3個目はライネイさんとコリーディフィリアさんの若い頃のお話で下ネタ注意、です。

 

ルノ様がすごくいい子ですけど、相当マイルドなルノ様ですこれは。

 

 

 

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きょうだいなんです。一応。
(ティリスディウスとルノーテスラ)

 

 

「てーでーぃー」
「はーぁーいー」
「遊びに来たぞティリスディウス!」
「わぁルノーテスラ!こんにちわ!」
ルノーでいいぞ!」
「テディって呼んでください!」
「ふふんっ!」(にこにこ
「うふふっ!」(にこにこ
「テディ!今日はおこづかいをもらったのだ!遊びにいこう!」
「でもぼくおしごとが…」
「このおこづかいは母上がくれたんだ!」
「リヴァイラ様が!」
「アダネアとはさっき会った!テディを連れていくというのは伝えたぞ!」
「じゃあ…」
「なにがあっても僕がまもってやる!行こう!」
「わっ!ルノーとおでかけですか!?」
「そうだ!僕とおでかけだ!」
「やっ、た!やたーーー!!るのー!」
「ふっふーん!よろこべテディ!コートをきるんだ!寒いぞ!」
「はい!かめさんと待っていてください!持ってきます!」
「うむ!…むっ、あいかわらずおおきい亀だな…こらっ、僕の蜘蛛をかもうとするなっ!やめろっ!あんまりひどいと巣からもっとおおきいのを連れてくるぞ!亀のスープにして食べてしまうぞっ!やめ、やめろ!」
「おまたせしました!あっ、かめさん!だーめ、だーめーです。くもさんいじめちゃダメ!」
「おーおー、こわかったな。だいじょうぶだぞ、もうつんつんされないぞ」
「なかよくしたかっただけですっていってます」
「なんだそうなのか。蜘蛛よ、この亀は敵ではないそうだぞ。どうだ。へいきか」
「えへへ、なかよくしてくれたら、ぽかぽかします!」
「そうだな!僕とテディも仲良しだからな!お揃いがいいな!」
「はい!おそろい、いいなぁって!」
「じゃあ僕たちが出かけてるあいだ、おまえたちは一緒にいるといい!いいか蜘蛛、こわくなったらあのへん(天井を指さす)にでも逃げておけ。いくぞテディ!」
「はーい!かめさん!いってきます!いじめちゃだめですよ!」
「テディ手を出せ!テディはふらふらするからな!僕についてこい!」(ぎゅっ
「わあ!えへ、へ、ルノーはたのもしいです!よろしくお願いします!」
「まかされた!」

 

 

 

 

本編終了からちょっと経ったころ。上の兄(?)弟と同じ時間軸
(アダネアおいたんとマダム・マーチャル)

 

 

「…こどもは、実に元気ですね」
「なんだいアンタじじいみたいな事言って。ああ実際おっさんだったね」
「テディとあの生意気な暴君が手を繋いで駆けていくのが見えたので」
「ああ…こんな冬によくやるよねェ。あたしゃ暖炉の前から動くなんて考えたくもないよ」
「他国の冬に比べたら全然暖かいんですけどね。雪が降ることもない」
「はぁ、そういう話を聞く度に外に出る気が失せてくよ。堪ったもんじゃないこれより寒いなんて」
「貴方はそうやって微塵も動かないからブクブク太るんですよ。痩せたところでブスはブスですから痩せろとは言いませんが」
「よくわかってんじゃないか。汚い口動かすだけならもう出てきな。リバーシ、だったっけかい?これ以上やってももうアンタの勝率は上がんないよ」
「きっかり勝率8割になった瞬間やめるのいつも狡くないですか」
「アンタにだけは狡いどうのこうの言われたくないねェ。これ以上は無駄さ。アンタに8割以上取るのはアタシにもキツイが、アンタは2割以上はムリ」
「悔しいという訳ではないですが、また別の遊戯を見つけたら持ち帰ります」
「ああ、楽しみにしてるよ。正直、今となっちゃアンタとの遊びが一番楽しいからね。アタシが死ぬまでよろしくたのむよおっさん」
「ちなみに、あの女との勝率はいくつでした」
「あの女?」
「ライネイ」
「7割位かね」
「その他は」
「アタシはどんな頭を使う遊戯をやっても、この国の奴らに最終戦績3割以上取らしたことはないよ」
「ばば様」
「あのじじい理解は早いみたいだが戦い方が変わらんしガキみたいだ。1もない」
「じじ様」
「あいつは頭が固いから他国の遊戯はほとんど手を出してないねェ。一回だけチェスとやらをやったが、長考が過ぎて一度しかできなかったし、すぐに戦争の考え方をする。勝ったがね、その後の昔話に付き合い疲れたからもう二度とやりたくない。歳寄りは話が長いんだよ鬱陶しいねェ」
「おっぱい」
「…マザーかい?」
「それ以外有ります?」
「…マザーは苦手だねェ。勝率はアタシの圧勝だが、負けてるくせに喜んでアタシを子供を褒めるみたいに褒めて来やがったのが鬱陶しくて殆どやってないよ」
「容易に想像がつきます。テディ」
「駒を動かせない」
「ですよね。ヤリチン貴族」
「あの鳥頭はアタシの目の前に座ってられないよ。発狂するからね」
「マゾ」
「あの色狂い女がまともに遊戯に興じれると思ったのかい?」
「想像できないですね」
「だろうよ」
「確かに自分も、まともにこういった遊戯を楽しめるのは、貴方以外もういないですね」
「アンタ麻薬で脳ボロボロだろ。昔の方が楽しかったし強かった。勿体ないねェ」
「やってられないんですよ、ヤクでもキメてないと」
「まぁ一番楽しかったのはアンタの娘だよ。強かったし、素直でねェ。アンタのガキとは思えない」
「よく言われます」
「でも今も昔も変わらず、一番めんどくさいのもアンタだ」
「年寄り連中を差し置いて自分ですか」
「アイツらとは遊ぶ楽しみがない。ライネイはねェ、アタシにちゃーんと勝とうと挑んで来たしね、よく仲間の商人連中がアタシに負った借金を勝ったらチャラにしてほしいって来たからね。お人よしもいいとこだが、だからこそ本気だった。
ついアタシも本気出してボコしちまったりねェ!ライネイと再戦したいがために借金まみれにさせた商人もいたぐらいさ。ガラじゃないことしちまったよ」
「死にましたけどね」
「ほんとさ。勿体ない。
ほんでアンタさ。アンタ、勝ちに来るというより、相手の嫌がることを最優先でするだろう?だから疲れるしめんどくさいのさ。やりにくいったらありゃしない。よくそこまで周りにケンカ売りまくって図太くここまで殺されずにこれてんのかが不思議だ」
「今では誰も褒めてこない中こんなに褒められたのは久々です。少し照れるくらいには気分がいいですよ」
「アタシ今一言でも褒めたかい?どんだけひねくれてんだいアンタ。絶対照れてないだろ。

…さっき帰れっていっただろ。居座る気満々だね?」
「気分がいいのでもう少し世間話でも。あと自分の部屋も、暖炉で部屋が温まるまでが嫌です」
「アンタら、もう少し話を聞く姿勢ってのがありゃ文句ないんだけどねェ…まーたなんだいそれ。編み物かい」
「テディの手袋を編んであげようかと」
「チマチマチマチマよくできるもんだよ。アンタはアタシと違ってそういう女々しい事をよぉくするねェ。管理局とかそんな仕事より、なよなよしいんだから番作って妻でもやってた方がお似合いさ。はんっ」
「つがい…」
「…なんだい」
「…いえ、なんでも…」
「あぁ!?これは鉄面皮のアンタでもわかったよ!?照れてんじゃないよ気色悪い!!よそでやっとくれ!!あたしゃ惚気話を聞く趣味はないし、あのじじいの事は聞きたくないんd」
「そうですよね自分でもわかってるんです正直仕事なんてしたくないでもサラ様のためだって思ったら手を抜くなんてできなくてあのお方のためにだったらどんな仕事だって完璧にこなしてみせる自信はあります器用さだってきっとあのお方に尽くすために持って生まれた才能だと思ってるんですだから仕事をしますしずっと一緒にいたいからあの人の隣にいえ下でも少し後ろでもいいでもお傍にいたいからそのために権力が欲しいんですでも欲を言うのなら自分はずっとあの方の為に料理をして掃除をしてお召し物を自分が作ったりしたいもっとあの方の心と体の一部になれるような事のために自分を使いたいんですよね番になりたい番になりたい妻になりたいってずっと思ってるんですよバレてしまいましたね秘密にもしてないですけどね毎年こうやってサラ様の冷たくて美しい御手を温められるような手袋や艶めかしい首筋が冷気に犯されないように覆える首巻を編んでるうちに上手になってしまったんですよ言うならば自分のサラ様への想いと愛情の結晶なんですよどう考えたって自分以上の召使も妻も部下もいないはずなのにどうして自分以外をお傍に置くんだあのお方はぁっっっ!!!!あぁサラ様に会いたい今は何をしていらっしゃr」
「前言撤回だアンタ達親子はよぉく似てるよ話を聞かずに暴走するところがねェ!!今すぐアタシの部屋から出ていけ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ライネイさんとコリーディさん(本編よりだいぶ前)

 

これで最後です。見たくない時はガーーって下までスクロールしてください。

 

 

 

「コリー―――!!!」
「ライネイちゃん!どうしたの!?ついに取材受けてくれる気になった!?」
「絶対に嫌よだってコリーアタシの腕とか切り落とす気でしょ!?」
「再生するじゃん大丈夫だって!」
「もうやだほんと!!パパもそうなんだって!!」
「あっ、パパさんの話ね!!聞く聞く!」
「またこの前家に帰ったら処女膜は破れたかって聞いてきたの!!!」
「えっ破れたの!?やった~これで気兼ねなく一緒に肉便器できるね!」
「破れてないしやんないからぁ!?なんでそういう事ばっかいうの!あたし、あたし初めては好きな人って決めてるの!!!」
「早くお願いすればいいのに~。絶対すぐやってくれるよライネイちゃん美人だもん」
「サラ様はそんな方じゃない」
「またでた。なんで?わっかんない~この前街にいらしたときすっごい気さくに話しかけてたじゃん!あのノリでピーー掴めばいいだけだよ!?」
「コリーのばかっ!」(バシンッ
「いだいぃっ!!♡♡♡」
「そんなの痴女じゃない!!はしたないじゃない!!初めてはっ、初めてのデートは、ちゅ、ちゅーだ、あああああ!!もう何言わせるのよコリー!!恥ずかしいじゃない!!きゃああ!!」(手を掴んでぶんぶん
「ア"ッ♡♡あっつ、あっっつい!!!!ライネイちゃん!!あちゅいよぉ♡♡あたっし、のっ、あだしの腕焦げてるぅ"♡」
「サラ様はっ、パパとは大違いでっ!!!女の子にとっても優しい紳士でぇっ!!」
「ねぇみてみてあたしの背中の焦げ跡サラ様がつけたんだけど」
「あんなにお強いのにお金持ちなのに上から接してこないし!!」
「サラ様のブーツの底の固さは国内でもトップクラスですっごくいっぱい踏んでくれるんだよ」
「ほんとパパとは大違いなの!パパなんてすぐいろんな女の人お家に連れ込むしなんかしょっちゅう踏んでるしすっごく痛そうだし痣一杯だし偉くもないくせに上から目線だし考えてること意味わかんないし下品だし乱暴だし」
「ライネイちゃん」
「ん?」
「ちょっとそれ詳しく」
「愚痴聞いてくれるのコリー!?はー!ほんと持つべきは友だわー!」
「超聞く。めっちゃ聞くって。後ついでにライネイちゃんの実家の位置教えて」
「教える!絶対近付いちゃだめだからね!パパなんか変な薬とか使ってるから危ないから!危険地帯だから避けてよ!」
「薬…キメ系はほぼ未経験…じゅるりぃ…」
「あっまたアタシ手焼いちゃった!?ごめんコリー!!大丈夫!?」
「大丈夫!友情の…証でしょ?」(手を差し出す
「コリー…!」(ぎゅっ
「あtttttttッ!!!???♡♡♡」
「コッ、コリぃー―――!!!???またやっちゃったーー!!ごめんーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり。