ほうさんのお国柄

企画参加用創作ブログ。絵は描けない。文のみ。お腐れ。色々注意。

学園妄想小ネタ達

学園小ネタたち?学生メイン。登場回数はまばら。適当。名前は書いてない。

 

 

 


「いってきます!!」
「お?おはよ。早いなるの」
「兄上!おはよう。早朝練習があるらしいんだ」
「大変だな。弁当持ったか?」
「勿論」
「放課後まで一個で持つか?食べ盛りは足りないだろ。もう一個作って昼に届けてやるから、腹減ったらそれ食っちまいな」
「やった!!ありがとうおにいちゃん!…あっ、た、あの、」
「大丈夫大丈夫、親父はいねぇよ。可愛い弟が出来てにいちゃんは嬉しいぜ」
「…いってくる!!」
「おう。気をつけてな。おっ、寝癖残ってるぞ。可愛いな」
「そういう事を外ですぐ言ったらダメだぞ!」
「どうしてだ?」
「刺される」
「心配ありがとよ。肝に命じておく」
「僕にだ」
「お前にかよ」


ルノ様は自転車通学。アレスト君は歩き。

 

 

お寝坊

「ふぁああああ〜…あら、今何時かしら。あーちゃーん、お日様が高い気がするんだけど〜」
「9:30ですよお嬢様。おはようございます」
「平然と言ってるけど遅刻よね?貴方も」
「ええ」
「いい匂いがするわ」
「ああ、どうせ遅刻なのでパンでも焼こうと思いまして。もう数分で焼きたてが食べられますよ」
「あら素敵ね。頂こうかしら」
「三限目は体育ですね」
「えぇ〜最初が体育〜?汗かきたくないし午後から行きましょ」
「では昼食の支度もしますか…」
「パスタが食べたいわぁ〜パスタ〜」
「了解しました。お湯は張ってありますよ。朝風呂に入るならどうぞ」
「さっすがあーちゃん♡気がきくぅ♡」
「サラ様とライネイはいつも通り登校してますよ。お嬢様と違って、きちんと、時間通りに、自分で起きて」
「何よいいじゃない別に!!もう!」


この二人は留年中退前提で過ごしてるのでめちゃくちゃ気まま。

 

 

二限目終わり

「…」(ぐ〜
「…ごんちゃん、まだ二限目終わったばっかりだけど、お腹空いちゃったの?」
「…そう、みたい」
「毎朝山の方から来るんでしょ?お腹空くわよね」
「うん…」(ぐぅ
「あっ、僕今日ね、お菓子一杯あるんだよ。はいどーぞ。一時間は保つんじゃないかなぁ」
「…いいの?」
「うん!はい、ライちゃんも」
「えっ!あ!ありがとうさっちゃん!!!!」
「ありがと、いただきます」
「へへへ、手作りなんだよ」
「(あっあたしが作るよりおいしいショック)」
「おいしい。すごいねサラトナグ」
「よかったぁ!今日ね、後輩君とお茶会するんだぁ。そのために焼いてきたんだけど、張り切って一杯になっちゃってねぇ〜」
「後輩って、園芸部の?」
「うん」
「お茶会…?」
「お茶が好きなんだって。僕がお菓子とかジャムとか作るの好きなんだって話をして、今度持ってこよっか〜って」
「部活動としてどうなのかしらそれ…」
「楽しいといいね。美味しいから、自信、持っていいと思う」
「ありがとうごんちゃん!今度ごんちゃんも一緒にしようね!」
「…俺とも?…へへ、うれしい。」

「…はー」
「どうしたのライちゃん」
「なんでもない…なんでもないです…」
「お腹痛いの…?」
「大丈夫…大丈夫です…」

 

ライネイさんは隠れ腐女子です。

 

 

お昼の一年生

「るの、飯もってきたぞ」
「!!!兄、き!ありがとう!!!」
「食べただろ?一個」
「食べた」
「美味かったか?」
「とても美味かった!!!」
「そりゃ良かった。こっち、肉ばっかになっちまった。ごめんな」
「肉は大好物だ!問題ない!」
「言うと思った」
「い、一緒に食べていくか!?僕と!お昼!!」
「あー、ごめんな。昼はしまと食べるからよ」
「…ぶぅ」
「クラスメイトと仲良く食べな。いい子だから」(ぽんぽん
「…わかった。兄貴も、楽しんでくれ」
「ん。ありがとうな。じゃ、午後からも頑張れよ」


「あぁ〜頭ぽんぽんしました今頭ぽんぽんしましたよそしてその足ではぁ〜レイン様の所に行くんでしょわたしやっぱり生まれ変わったらルノーテスラ様になる」
「一日五回は生まれ変わり宣言してるねビービル。見てほら現実を見て?すごい睨んでる。すっごい。すっっっごい。刺される。はーゾクゾクするわぁーー」

「あの変態女共はどうにかならないのか」
「はっはー!そう酷い事を仰るな!」
「…相変わらず美味そうな弁当だな」
「貴方の兄君の弁当もいつも美味だぞ!交換するかね!」
「うん」
「うむ!」

 

学園では兄貴、家では兄上、二人きりだとおにいちゃん。交換?あーんに決まってるわな。

 

 

昼下がりの保護者

「…ふあぁ〜、暇じゃなー」
「邪魔するぞよ」
「おぉ!?び、びったぁ…音もなく来るなよじーさんいっつもぉ…」
「ふふふ。ほれ、何かないか。わたしも暇だ」
「んー、んんん〜。あったかの〜あーあの辺にトランプが…」(ごそごそゆらゆら)
「…羽!」
「んおぉぉ!?おお!?何が!?どうしたんだじーさん!!」
「羽が、揺れとったのでな?」
「猫かあんたは。触ってもいいがあんまり強く引っ張らんでくれよ。えーと、もっと奥か…?」(ごそごそ
「よっこいしょ、と。ふ。ふ。ふ。気持ちがいい。ほれほれ、鳥よ。もふ、もふ。だ。」
「あー、ご機嫌なのは結構だが…いや…」
「なにか?」
「…いや…今更だな…だがな…」
「ぬしは安定感がな、あるでな。座りやすいぞ」
「じいさんあんたほんと、すげぇ自然に他人のケツに座るのなんなんだ?なんの躊躇いもないのが信じられん」
「は。は。は。つい、の」
「ただの近所の駄菓子屋の店主だぞ儂…どういう親近感なんだ…あったぞ。あぁ、これ花札か。丁度いい。やるかじーさん」
「賭けるか」
「おぉ、何をだ」
「酒」
「…花見か月見でも出たら、酒盛りでも奢るか」
「ふふふ。よいな。ではそれ、おお花見」
「早い…が、儂も月を持っとったな」
「は!は!は!夜桜!よいな!」
「店閉めたら行くかじーさん」
「それまでおってもよいか」
「おう。…酒飲む時はその布外すのか?」
「うぬ?外すぞ」
「中どうなってるんだ」
「見たいか。ほれ、どうかの」
「…しまってくれ」
「あいわかった」
「…はー…じーさん…全然じーさんじゃねぇよなやっぱ…なんなんだあんた…」
「じじいだぞ。じじい。」
「じじいはそんな面してねぇぞ…普通のじじいは…」
「普通でないじじいだな。は。は。は。惚れたか?足りんか?ははは。」
「捲ろうとしないでいい!!もう見せるな!!眩しいから!!!」
「ひかりものはきらいか、鳥よ。」
「あーーあーーあーーーくっそ見るんじゃなかったーーーーはーーー」
「は。は。は。うい、うい。よいな。よい!」

 

じじいコンビはゆるい昼下がりを送っている

 

 

四限目前
「はろはろ〜♡おはよサラ♡」
「マリーちゃん!おはよ♡お寝坊したの?」
「そ〜お寝坊したの〜♡今から教室行くのよ〜」
「もー、マリーちゃんは困った子だなぁ」
「ごめんねぇ〜♡明日は一緒に登校しましょ〜♡」
「うん♡楽しみだなぁ〜マリーちゃんと朝から会えるだけで僕嬉しいんだぁ♡」
「も〜♡可愛いんだからぁサラ♡でもなんで俯いてるの♡こっち見ないの♡こっち見て♡目を見て言ってごらんなさいな♡」
「恥ずかしいです」
「えー」
「だってマリーちゃんすごく可愛いから…」
「もぉおお〜!すぐそうやって〜!!そういえば許してもらえると思ってるでしょ〜!?許す〜♡♡♡」

 

「ライネ、」
「話しかけないで」
「おはよう」
「…」
「今日の夕食はお前が当番ですから」
「…」
「パンを焼いたので、使ってください」
「…」
「何に怒ってるんです?」
「心当たりあるでしょ」
「…?」
「昨日の夜あたしのお風呂中に入ってきたことよ!!!!」
「ああ。発育でも確かめようと、」
「気持ち悪いから!!やめて!!!ほんっとやめて!!!もうやめて!!!」
「おにいちゃんはお前を心配して、」
「心配の仕方が気持ち悪いっていつも言ってるでしょ!?」
「でもよかった。お前の下着入れに勝負下着を入れてやった事じゃなくて。気に入ってくれたようで何より」
「何それ知らないんだけど!?またやったの!?もうやめて…ほんと勝手に部屋に入るのも怖いしサイズ合ってるのも怖いし選ぶ下着のセンスがいいのもなんか怖いからやめて…」
「なんだ気に入らなかった訳じゃないんですね。よかったよかった」
「なんで安心してるの…?もうやだおにいちゃん…ほんと嫌だ…はぁ…」
「愛していますよ。幸せになってくださいね」
「ほんと怖いし気持ち悪いからやめてよおにいちゃん…意味わかんない…」

 

シスコン。

 

 

下校

「にんにん♪」(パシャパシャ
「にんっ♪」
「にんにんにーん♪」

 

「…きりちゃーん。木の上で何してるのー?」
「コリー殿!盗撮でござるよぉ〜」
「えぇ〜?見せて見せて〜!」
「仕方ないでござるなぁ〜」
「わぁ〜すっごーい!パンチラにヘソチラ寝顔にモモチラなんかいちゃついてるように見える写真まで〜!」
「ふふん。特技でござる」
「ビービルだったら絶対リア充オーラに負けて撮れないから流石キリちゃん鋼のメンタルだねっ!」
「照れるでござるよぉ〜!」
「あ、エースだ」
「噂の彼女と一緒でござるな」
「…」
「コリー殿?」
「なんか…今まで一緒にふざけてきた幼馴染の男としての顔を見るっていうのは…」
「…コリー殿…」
「きっとこの感情がBLでいう幼馴染の親友に彼女ができて寂しくなって自分の恋心に気がつく定番のアレに近いんだね…」
「どうして腐女子とはそこまで考える癖にそれを自分に重ねられないのでござろうか…」
「え?あたしはあいつに恋しないもん。だっていい男だもん。いい奴だから、興味ないな」
「複雑でござるね」
「だって恋してる相手のモブレイプリョナダルマ本なんて書けないよ?」
「書いてしまったのでござるかぁ〜」

 

コリーさんはオールマイティだけどヘビー嗜好

 

 

夕方
「ただいまぞめさん」
「おぉ!おかえり!」
「邪魔しておるぞ」
「お客さん来てたんだ。どうも」
「店番頼んでええか?夜桜見に行ってくる」
「うん、わかった。行ってらっしゃい。ぞめさんをよろしくお願いします」
「ふふふ。任された。行くか」
「おお。あ、そうだ鴉。別に誰か呼んでもいいぞ。儂はしばらく帰らんからな。深夜だぞ。わかったか?深夜に帰ってくる」
「ぞめさん、いいから。そういうお節介はいいから。ないから。」
「残念だなぁ〜」

「なんぞ?」
「恋の進展が一個や二個ねぇかなぁってな」
「ははぁわかるぞ。孫らの恋路は気になるな」
「だよなぁ〜!?じーさん話がわかるなぁ〜」


「…全くもう。こっちは真剣だっていうのに、茶化してくれちゃって」

ガラガラッ

「…いらっしゃい。お店、手伝ってくれるの?上がって。ご飯もよければ、食べていって」

 

可愛い後輩。

 

 

お風呂上がり
「アダネアくん!」
「はいはい。どうぞ。」
「へへ。アダネアくんが一番髪乾かすの上手なんだよなぁ」
「そりゃそうですよ。あの女共は少々ガサツです」
「ふふ。可愛いけどね。あっ、写真撮っていい?」
「自撮りですか」
「うん。一日一枚おにいちゃんに送らないといけないの」
「噂のC+ですか。どうぞ」
「はいちーず。…ちょっと近くない?」
「そうですか?入らないかと思って」
「そっか。よいしょ送信っと」
「毎日続けてるんですか」
「うん。たまに送れないけどそういうのは許してくれr(プルルルッ)電話だ。おにいちゃんだ、あっ」
「(奪ってスピーカーモードにする)どうぞ」
「もー、なんなんだい?

もしもしどうしたのるがにいちゃん」
『おいそいつはなんだ』
「マリーちゃんのお家の執事さんだよ〜髪乾かして貰ってたの」
『そうか』
「うん」
『…』
「…」
『学校はどうだ』
「楽しいよ!」
『そうか』
「うん」
『…』
「…」
『また、戻る』
「うん。待ってるね」
『悪いことはするな。いいな』
「うん。僕いい子にしてるよ」
『それでいい。おやすみ』(ブツッ


「切れた。どうしたんだろうねぇ」
「…仲は良いのですか?」
「うん。仲良しだよ」
「その割には会話のレスポンスが悪かったですね。仲がいい兄弟というものはですね?

ライネイ!」
「…何よおにいちゃん」
「お前の部屋にあった教育に悪そうな薄い本達、もう少ししっかり隠した方がいいd「なんで探したのよ!!!!ちょっと!!!信じられない!!おにいちゃんの馬鹿!!」
「このように少し食い気味位で会話が弾むものですよ」
「そっかぁ…僕もいつかおにいちゃんとそうやってお話しできるかなぁ」
「できるといいですね」
「うん!」
「ねぇその為だけにあたしを辱めたの今」
「意外とディープな趣味をしていておにいちゃんはびっくりしましたよ。頼んでくれればしますからね。綺麗な土下座のフォームを練習しておくといいでしょう」
「土下座してまで頼みたくないしそういう趣味じゃない…!そういうのじゃない!!」


ライネイさんは複雑な隠れ腐女子なんですって。