ほうさんのお国柄

企画参加用創作ブログ。絵は描けない。文のみ。お腐れ。色々注意。

【閲注】特殊性癖②

特殊性癖②です。コリーディフィリアさんとラフラト・ルテルミさん。長めです。
 
もう題名から察してください。すけべはないですけどこの人たち言葉通じなさそうだなっていうクズばっかりです。
 
兄弟の方がなぁ…うまく説明できないんだなぁ…この…何???厄介な感じ…言葉にするととんでもなく長くなってしまう感じ…とりあえずラフラトさんはどうしようもないクズなので胸糞注意も一応。誰も不幸になってないからマシなだけで確実にクズ。
 
コリーディフィリアとサラさん
サラトナグ宅にて
 
「はぁ〜お疲れ様です〜!!」
「ああうん…」
「あっ水持ってきますね!!」
「うん…」
 
 
「コリー、大丈夫?」
「何がです?」
「腕」
「あっ大丈夫ですよ!!両腕必要な仕事は全部片付けてあるし、優秀な右腕いるんで!」
「そ。それならいいけど、今年あったかいから紅葉の時期ずれ込むかもしれないよ」
「それはそれで取材期間ズラせばいいだけなので支障はないです!」
「そういうとこちゃんとしてるよね」
「このコリーディフィリア!使命と命令には全てを投げうち取り組むが信条ですっ!でもでも!サラ様がこうやって定期的に調整してくださるからこそですよ!はい!!」
「昔と比べて煽てるのが上手になったねぇよしよし」
「ええ…なんか…褒められてる気がしないんですけど…」
「喘ぐしか脳のない多淫性は言葉を覚えても欲しがるばっかで気色が悪いなぁ」
「あひぃい♡♡♡すいません♡♡♡」
「…ねぇコリー。僕は褒める方が好きなんだけど」
「素晴らしいですねそれは!!」
「…いや、もういいよ。君がそれで喜んで、きちんと自慰と無茶な遊びに耽って義務さえ全うできない役立たずにならずに済むなら幾らでも調教してあげるから…」
「テヘヘ☆」
「膝貸して」
「どーぞ!」
「うん。…はぁ…勿体無いねぇ君は…」
「ありがとうございます!」
「君を責めるのは骨が折れるから…疲れたよ…少し寝るから、じっとしてて。妙な事したら…」
「たっ、たらっ!?」
「…君がして欲しそうな事、してあげるよ。じゃ、じっとしててよね」
「はぁぅ〜♡どうすればいいんですかそれ〜♡」
 
 
数時間後
 
「…ふぁあ」
「あ、おはようございます」(なでなで
「…なに。撫でてたの」
「はい!前そうしてって言われたの思い出して!」
「ずっと?」
「思い出してからはずっとですね!」
「…ふうん。何もするなって言われたのに?」
「だって私は何しても嬉しいことが待ってるじゃないですか!なら、出来る限り命令に添いつつ飼い主様の欲求を…」
「あーあーいいや。いいよ何でも。気持ちよかった。よく眠れたよありがとう」
「勿体無いお言葉です!」
「ご褒美はちゃんと後であげるから、もう暫くこうしてて。足痺れてると思うけど」
「もうさっきからびりっっっびりですよ!!すごいのなんの!」
「だよね。だから続けてて」
「イエッサ!!」
「はぁ。なんか、ぼくもさぁ。たまーの息抜きに君を呼んでるよ。気楽なんだよねぇ」
「私もサラ様気楽ですよー!しかも絶対に満足させてから帰すじゃないですか!それすごいなー!って毎回思ってます!」
「君にも気楽とかそういう感情あったんだ」
「ありますよ!だってサラ様は、私がどれだけご奉仕しても私を好きにならないってわかるし、私の自由を止めないし、秘密を作らないから!」
「…ほーんと勿体無い女性だね君は。引く手数多だろ。気は利くもんね」
「んー、恋人とか飼い主になろうかって話はそこそこ来るんですけどね〜。でもそれ私にとっていい事一つもないですし。恋人とセックスしても楽しくないじゃないですか。否定はしませんけど。番作って幸せなセックスとやらをしてる夫婦を。同僚にもいますし。でもそういうのはいいヤツがやってるから上手くいくんですよ。私は、ゲラゲラ笑いながら野良犬にケツ振って媚びてろって言われる方が好きですから!」
「途中まで真剣そうだったんだけどなぁ…」
「あはは!私はいつでも真剣ですよっ!」
 
 
 
 
コリーディフィリア:被虐・被暴行性愛(?)
とても簡単に言うとマゾヒスト。だが根源は、しがらみへの異常な嫌悪、がある。彼女は大事にされたり執着されたりする事が大嫌いで気軽さを愛しているので、常に自由でいたがる。それが捻れ曲がり、なおざりな扱いや乱雑な対応、使い捨てのように使用される事象、都合のいいストレスの発散対象として扱われる、ということに幸福感を覚える様になってしまっている。彼女はその場限りの主人は持つが、生涯かけての主人、パートナー、恋人を持つ事がないのはこの為。どれだけ痛めつけてくれる相手であろうとも、一片の束縛が見えた瞬間彼女の方から見限ってしまう。
ルノーテスラ様のような超独りよがりサディストとの相性はいいのだが、ストッパーがいなさ過ぎて仕事等に支障が出すぎるという理由によりあまりそういう接触はない。
 
一応滅茶苦茶いいとこのお嬢様なので、すごく残念ながら学はある。能力は申し分ない。本当に申し分ない。性癖。束縛嫌い。快楽依存。たったそれだけ、性癖という理由だけで明勲精霊になれない、明勲落ち。名誉豚。
 
 
 
 
 
 
ラフラト&ルテルミとモブ男さん
 
首都にて
 
「兄さん、仕事はないですか」
「お仕事?金欠デス?」
「えぇっと、ちょっと欲しいものが…」
「ハイハイ、仕事ならいくらでもありマスからねェ。お任せあれっと」
「兄さんは常に仕事でいっぱいですね。休みもなく働いてたら体壊しますから、たまには休んだりしてください」
「イヤ〜上司(トトセルカ)が働かないですからねェ〜」
 
 
モブ「おういラフラトぉ。これやっといてくんねーか」
「4割」
モブ「りょーかい給料から引いといてくれやぼったくり」
 
 
「…兄さん」
「アッハイ」
「賄賂でお仕事受けちゃ駄目だって前も言われてましたよね!?」
「アハ、るみるみったら怒ってもなァんも怖くないですネ♡かわいいかわいい♡」(なでなで
「ごっ、誤魔化されませんよ!!そうやってすぐお金ばっかり稼いでしまう兄さんなんて体壊せばいいんです!!もう!!知りませんから!!」
「るみるみだってお金イッパイ稼ぐデショ?」
「私は解呪薬を買うためにですから呪さえ解ければお金なんていりませんっ!」
「ドウセまた紛い物ですよォ。いいじゃないデスか今のママで。かわいいかわいいルテルミちゃん。皆に愛サレテ可愛ガラレテ、いっぱいいっぱい褒めラレテ。羨ましい位だナァ♡」
「絶対そんな事思ってないでしょう兄さん…」
「アハ、どうでショ。ハァイ、じゃあこれお仕事。地底湖の確認と整備」
「あ、ありがとうございます…。これ、場所は確かに辺鄙ですけど、報酬こんなにあるわけなくないですか」
「それはお兄ちゃんカラのお心づけ♡」
「兄さん…!」
「欲しいお薬、どの商人カラ買うつもりデス?」
「あっ、ほら、中央噴水近くの露天商…サターニアの…」
「アァ、あの怪しげな」
「一つしかないって言ってたので、その、無くなっちゃうかもしれなくて、」
「立て替えて置きますヨ。ちゃんとね。その為にお兄ちゃんお仕事頑張っテルようなものデスから」
「兄さん…!ありがとうございます!行ってきます!!」
「ハァイいってらっしゃい。気を付けて」
 
 
 
「…っと。すいませェん、そこのおにーさん」
モブ「…まだなんか用かよ。今更撤回するなよもう夜の予定入れたんだ」
「しませんヨ。お代は結構なので代わりの仕事、一つ頼まれてくれまセン?」
モブ「明日でいいならな。なんだよ」
「地底湖の確認と整備」
モブ「…遠いな。割りに合わねぇよ」
「ジャ、追加でこっちからお代出しマス。それと、」
モブ「それと?」
「るみるみちゃん、好きにしていいデスよ」
モブ「…マジ?」
「マジ。」
モブ「あの誰とも仕事しないつれねー可愛子ちゃんを?」
「ソ。といいマスか、この仕事、るみちゃんと一緒にやって来てクダサイ。仕事終わるまでるみちゃんを好きに扱ってイイし、それに対する文句はゼッタイ言わせません♡ドウデス?」
モブ「破格だなオイ。乗った。ほんで、どーしてお前さんがそこまでクズクズ言われてんのかよーく分かったよ。弟売ってんのかお前さん」
「アハ。そんなコト言ってませんよネ?可愛い弟のお手伝いに自腹切って追加デ人員派遣する優シイ兄だと思いまセンか?」
モブ「そういうことにしといてやるよ」
「ソレはよかった♡デハ、残業は私めに任せて定時直帰の夜遊びをお楽しみくださいネェ」
 
 
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「そこの商人サン。解呪薬とやら、御一つ下さいナ」
商人「…必要そうにゃ、みえんがにゃ」
「弟が欲しがってるんデス。覚えありマス?」
商人「あぁ…あんさんに似たちみこい呪塗れの」
「ソウソウ。似てマス?」
商人「似てるね、色がよォく似てる。あんさんの方が、随分と、淀んでるがにゃ」
「…ホンモノの呪術師デス?」
商人「にゃんだね。そうでなかったらあちし、ただの水にこんな値つけてる詐欺師ってことかに」
「そうとは一言も!いえいえ、デハ、この薬なら弟の呪も綺麗サッパリ?」
商人「そうさにゃあ。随分絡まってたがにゃ、イケるだろさね」
「それはそれは喜ばしいコト!デハお代ですヨドーゾ」
商人「まいど。それ、妖怪数人、じゃ済まない位の呪詛が詰まってる。貴重なモンで、そう簡単にゃ作れに。大事にせにゃ。溢したりすんでにゃーよ」
「ソレハソレハ。伝えておきマス」
商人「あんさんに言っとんよ。兄さんの方ににゃ」
「…ウフ。随分と腕の確かな呪術師様なヨウデ。けれど、目を大事にしたいナラ余計なお口は災いのモト。商人としては新参ですかネ」
商人「…肝に銘じておくにゃあ」
 
 
 
「ハイ、下水に流せばただの水!ウフフ、可愛いルテルミ…早く帰っておいで!」
 
 
 
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地底湖洞窟前
 
「ついた…ここであってる…よね」
モブ「お。来た来た。よぉルテルミ」
「えっ、あれっ、ここ、私の仕事で、あって、ますよね?」
モブ「あってるあってる。ラフラトに仕事手伝ってやってくれって頼まれたんだよ。優しい兄さんだな?」
「そ、そう、ですか…よろしくお願いいたします…。…また…か…」
モブ「…一緒に仕事すんの、初めてだよな。ほーんと、誰も組まねぇもんなお前。フード取れよ。話そうぜ」
「あぅ、あの、あ、はい。取ります。とります…」
モブ「折角兄貴と違って可愛い顔してんのにもったいねーよ?」
「か、わいい、です…か。似てないですか、そんな、に」
モブ「似てねぇなぁ。ほんと、見れば見るほど。似てねーよ。全然…」
「っ、あの、あまり、あまり…見ないでくださると…」
モブ「嫌?見て―なァ、右目。」
「ぁ…ゥ、…ん。…お好きに、なさって、くださいませ…」
 
 
 
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数日後
 
「…ただいま戻りました」
「ア♡おかえりなさいませェ」
モブ「よゥラフラト。無事完了だ。また頼むわァ。」
「エエハイ。こちらこそドウモ。またよろしくお願いシマス」
モブ「じゃあなルテルミ。楽しかったぜ。またな」
「ぁぅ。はい、また…ありがとうございました」
 
 
 
「…兄さん。あの、」
「お薬ナラちゃんと買ってありますヨ?」
「あの、えっと、はい。ありがとうございます」
「…なにか、ありました?」
「…何も、なかったです。無事、完了、です」
「ソレはよい事デス。ハイお薬ドーゾ。怪し気だったのであんまり手を出シテ欲しくないんデスけど。今度こそ効くといいデスネ」
「そう…ですね。実に、そう思います。…兄さん」
「ハァイなんです?」
「…お心遣い、ありがとうございました。いつも、感謝しております」
「ウフ、可愛い弟の為になら、なんだってしますよォお兄ちゃんハ♡」
「…あのお方は、普段、どこにお勤めの明勲様ですか」
「今期は首都警備。天候書記官兼任デスネ」
「…そうですか。街にいらっしゃるんですね」
「エエ。…評判は悪くないですケド、見てたデショウ?たまぁにサボるような方デスヨ。るみるみったら少し優しくされたらすぐ惚れちゃうンだからァ」
「ほっ、惚れてない!!惚れてないですよ!断じてッ!!もう行きますッ!!薬代はまた明日持ってきます!!それでは失礼いたします!!!」
 
 
 
「ンフ。弟が可愛くいてくれる為ナラ、お兄ちゃんなァんでもしちゃいマス」
 
 
 
「…きっと、この薬も、偽物…。怪しい商人だったし…うん…そう…そうですよね、もし死んでしまったら兄さんが悲しむし仕事に穴が開いてしまうし色んな方々に迷惑がかかるしまた会おうっていう約束も破断されてしまうし飲まない方がきっと安全ですしいいんですよねもっと確実で安心できる方法がきっとあるはずですそうだそうに決まってます第一素性の知れない初めて見た商人がいきなりまっとうな品を仕入れているとは思えないし絶対に偽物だそうだ、そうだ、そうだ…そうに決まっている、から…
 
捨てて、しまいましょうね…」
 
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「おはようございます、兄さん」
「オハヨーゴザイマス、るみるみ。今日も可愛いデスねェ。紛い物でした?」
「みたい、ですね。なんの変化もありませんでした。これ、立て替えてもらった代金です。ありがとうございました」
「ハイ確かに」
「…これでまた、金欠です。兄さんも、こんなに私に付き合ってたら、お金貯まるものも貯まらないでしょう?」
「イイんですよ。兄弟じゃないデスカ。唯一の肉親。大事にスル者、デショウ?サ、また割りのイイ仕事探しましょうねェ」
「…ハイ。そうですね、兄さん。また、よろしくお願いします」
 
 
 
 
ラフラト:兄弟愛・無知性愛
弟に対しての愛情は、性癖とは本来関係ないのだが、悲しきかなつながってしまった。
無知性愛、と呼ばせていただくが、簡単に言うと、「知らない」ということへの性的興奮。予想だにしていないだろう、ということを自分が行う、裏切りにも似た背徳感。それが性的方向性へと捻じ曲がり、【まさか自分がお前に性的興奮を抱くとは思わないだろう?】という対象で自慰行為に耽る、という方向性に落ち着いた。基本はこれ。これだけでもそこそこ変態だが、実際の性行になんら魅力を感じないと言う事でもあるので、作業や義務的に必要な事態でもない限り性行為はしない。
それに兄弟愛が加わり、性愛的な興味を普段何者に対しても見せないでただの兄としていながら、実は裏では…な変態兄貴。弟がショタの姿なままなのも、【小さい方が無知そうで興奮するから】という理由が大半で阻止してる。それに加え、どことなく弟の性癖にも気が付いているので、弟の為にクズな行為をしているというのも多少はある。ただまぁ本質的にクズなので、擁護のしようはない。弟の解呪を邪魔するためだけに金を荒稼ぎして手を回し、無理にでも仕事を請けてそれらの内容から情報を収集しやっぱり弟の解呪の邪魔をするためだけに使う。でもそれは(興奮が薄れるから)決して知られてはならないことなので、純粋に肉親として弟が好きだから。と今日もにこにこ。兄がどれだけ周囲にクズと言われても、弟はそれが何故なのかわからない。誰も理由を教えてくれないし、兄は自分にとても優しいから…。
 
因みにラフラトさんがルテルミさんの性癖に気付いていながら喜ばせる行動を意図的にしている事をルテルミさんは毛ほども気づいていない。自覚も無い位だからね…。
 
 
 
 
ルテルミ:兄弟愛・女性視性愛
女性、まぁこの国では性別の境が性的関係においては希薄なのであまり意味をなさないが…。【女性(よわいもの)として扱われる行為に対しての性的興奮】となっている。砕いて言うと、女性扱いされるのがうれしい。そういう事。大事にされる、可愛いと言われる、男性に性的対象としてみられる。そういった行動をされる。するとドキドキしちゃう。そして、自覚はない。
 
呪とか関係なく、男性として生まれながら女性に対しての憧れがあり、女の子になりたい訳でもないが、女の子のように扱われるのがうれしかった。重い荷物を誰かが持ってくれたり、山道を歩くときに足元気を付けてとひと声かけられるだけでうれしくなってしまう。それはもう嬉しくなりすぎて興奮しちゃうくらいうれしくなっちゃう。日常生活に支障が出るレベルでうれしくなっちゃう。それに拍車をかけるような呪いが付与されたので、幸運なんだか不幸なんだかわからない感じになっている。
 
【大いなるもの以外を愛してはならない】というこの国の精霊たちにとって、ルテルミの右目を見てしまうと強烈な性愛的行動をとってしまう、右目に対して興味を抱いてしまう、見るために適切な行動を取ってしまう、という呪いは言葉以上に厄介。他の精霊に被害が出る。その為誰にも会わないように人里から離れて過ごし、解呪しなければ、と思うのだが。その呪が心地よいものだから困りもの。大人の姿に戻ってしまったらもう可愛いと言われることも弱いものとして大事に扱われることも無いのか。この呪いがなくなったら胸キュン事案にもう遭わなくなってしまうのか…という思いが解呪へ踏み切れなくさせる。責任感と多幸感の間で揺れる。幸福に思う自分は理解しているが自分にそのような性癖があるという自覚はしていないため、結局何かと理由をつけて自分を納得させて解呪しない。事前に兄が手を打っているのでしたとしても失敗に終わるのだが。
 
人里から離れて自分の居場所を誰にも告げずに仕事をするが、それに対してラフラトが男性ばかりを派遣するのは弟の性癖を気付いた上での歪な愛情。ルテルミは兄のその行動が本当に純粋な好意であると思っている。断れない性格で流されて行為に及んでしまう自分が悪いんだと思いながらもほんとは病みつきで、兄からの好意を無下にはできないからと言い訳して断らない。兄は【まさか兄さんが弟ファ●クしてきていいぞって言ってるとは思ってないんだろうなぁ】と思いながら、複雑そうな顔をして断らずに毎回ぶち犯されてる癖にありがとうと言ってくる可愛い弟に興奮する。そういう双子。
 
 
 
 
大体ラフラトさんの掌の上で転がされているのだが、【ルテルミは解呪をしない方がきっと幸せ】とは思っているものの、毎回薬を本人も捨てていたりわざと失敗している、というところまではラフラトさんも気付いていない。弟は本当に純粋で歪みのないいい子でピュアな子、と疑っていない。そのあたりはやっぱり双子。ルテルミさんもちゃんと歪んでる。可愛がられることが大好きなルテルミさんが、自分を甘やかさない訳が、ないのだ。