ほうさんのお国柄

企画参加用創作ブログ。絵は描けない。文のみ。お腐れ。色々注意。

【新キャラ設定】フローレスさん

ついでにいっちょ設定集も。紹介記事の1P目に描いていただいた、白髪っぽい屍人のフローレスさんです。

 

最もベーシックな見本個体、としましたが、卑屈さはただの個性なので見本にしなくていいです。それに…ルウ国基準なので…。

 

 

 

 

名前:フローレスあるいはロクバン
種族:屍人
性別:男
年齢:若い(見た目)
身長:175程度
体重:重い気がする…
容姿:白~灰色の髪。長髪。毛先がぴょんぴょんぼさぼさしている。紫色の眼。青白い肌。とんがり耳。痩せ…てないけどふっくらもしていないけど生気がないからか痩せて見えるつまり脱ぐとちゃんとしてる
好みの血:魔力量の多い精霊・生き生きしてる若者・肌が柔らかいと飲みやすくてうれしい・少しずつゆっくり吸うのが好きだから大人しくて暴れない相手だと助かるな…

 


作られた屍人達の成功作の中で、最も成功である、とされていた個体。屍人達のリーダー(?)もさせられていたが、まとめる力があったわけでもない。ただ大人しかっただけ。逃げ出した同族達を責める事はなく、できうる限りの彼等の無事を願っている。同族を自分自身含めて何よりも哀れみ憂いている。傍から見たら悦に浸ってるだけに見えるかもしれないけど、本心で、【なんと憐れな存在だろうか…】と思っている。自身が造られた存在であるということを素直に理解し受け入れている。ゆえの、フローレス<完璧>。


屍人全員の事を哀れだとか卑下するように言うけど、どちらかというとへりくだり過ぎているだけで馬鹿にしているわけではない。分かりにくいかもしれないが、馬鹿にはしていない。自信がなさすぎるだけ。つまり、この人のいう事は話半分に聞いておいた方がいいって事です。

 


自己評価皆無、卑屈、プライド無し、臆病、陰気、鬱、弱気内気、根暗、とりあえずそんな言葉を全部まぜこぜにしたような人。ただ、ネガティブかどうかと言われるとまた微妙なところ。何も望まないだけというか。自分に何かを望む権利はないです…と思っている。思っているというか、わかってしまっている。


一人でいるときは低温や真っ暗闇を好むが、生者が近づくと温もりを求める。熱は嫌いだが温もりは眩しくも尊く憧れる、らしい。基本的には臆病なのでその生者を襲ったりはしないが、少しでいいから血をくださいとお願いすることは多い。

生への執着は憧れや同一化として現れている。

 


特殊能力は噛み付いた時の痛み減少。全然痛くない。本人の自己主張の皆無さの影響と思われる。


普段はルウリィド国の王城地下にいて、お仕事の時は海底洞窟に。基本秘匿の存在。屍人という存在の可能性を測る為の様々な実験をあくまで合意の上で行っている。国の厳重な保護監視下に置かれている。


お仕事中は指先から滲ませた血を長く細い刺剣の様に使う。命を奪うことを嫌がっているので、出来る限り血を吸う頻度は少なくしたい。その為流体状の使用はほぼしないし体外での操血術の使用も好んでいない。肉体の近接戦闘の方が好きで、出来ればそれで終わらせたがる。陰鬱な表情してるわりにそこはアグレッシブ。


ちなみに逃げた同族たちに関しては、知っているものいるし知らないものもいる。見ただけの者もいるし何度か会話したことのあるものもいる。存在は知っていても姿は知らない者もいる。
尚、「従順が故甘く扱われていた私を同族たちがどう思っているのかまではわかりませんが…卑しい者だと思われていても仕方がないのでしょうね…屈し…飼い慣らされた…誇りの無い者と…(うだうだ」と本人は言っている。

 


台詞


「生きるということを一体何で定義するのか、我々にはわかりません。我々に有るのは活動停止という消滅だけです。動かぬ鼓動と凍えた体に、生命があるとは思えないのです。それに…我々は生者の生を奪う存在。けれど我々は死にませんので、死者でもないのです。生を羨み、希うもの…精々、そのようなもの、なのではないでしょうか…。我々は生きてみたいと思うのかもしれない…生を失う事を死と呼ぶのならば…我々は生を手にすることで死ぬことができるのでしょう…それは…それはとても…難しい事です」


「命を蝕む暗黒を、その身をもって喰らい浄める者。それが我々の作られた原初の訳だと聞いています。確かに我々は…暗闇を得意とし、不浄を身に受ける事が出来ます。それらすべてを血に集め、外に出すことで、身体への負担を生者方よりも抑える事…それが可能です。しかし、我々は血を扱うことができますが…血を、作ることは出来ないのです。作り直すこともまた…出来ぬのです。我々は補給し続ける必要があります。我々は生者の為に作られた機構であり、生者失くしては稼働できない、生者のなりそこないでございます。そんな我々が…生に執着するというのを…傲慢であると思いますか?いえ、そうなのかもしれません…身の器のほども知らずと仰られても仕方の無い事でございます…我々は…すべきことはわかっても…したいことはわかりません…何を望み何を得るのでしょう…その先に有るのは一体…暗闇以外のなんなのか…望むべきでも、知るべきでもないのかもしれませんね…でも…望む同族を私は…とても美しく思います…いつか彼らが光を浴びる姿を想像してしまうのです…。…あ、灼けてしまえと、そういう訳では…違うのです…すいません…そうではなくただ手が届けばいいと妬みでも皮肉でもなく思っていr(うだうだ」


「生は眩しく…死は恐ろしい…。命の温もりはとても優しくて、心地よく愛おしい…消滅は苦しみを絶つ唯一の終点…わかっています…わかっているのです…成れないと…冷えた身体に抱く事も無意味だと…でも…。…いえ、なんでも、ございません…」


大体王城の地下牢の中の隅っこで体育座りして静止していたり倒れているかのように寝転がって静止していたり壁に寄りかかって静止していたりと牢の中で孤独死した死体っぽい感じで過ごしている。初見死体な死体です。過去生い立ちに関しては、今後でてくる屍人シナリオにて。