ほうさんのお国柄

企画参加用創作ブログ。絵は描けない。文のみ。お腐れ。色々注意。

ゆるゆるっとしたssまとめ

力の抜けるオチもクソもないいつも通りの日常ss。平和だね。

フクフスフさんは出るだけで空気緩むのが不思議です。おつむがゆるいからかもしれませんね。

 

 

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フクフスフさん夜の市場でお買い物中


「きょぉ〜の〜ばんごっはんはぁ〜(ドンッ!)うわひゃっ!!ごっ、ごめんなぁ兄さん!?怪我しとらん!?」
モブ「いえいえ、大丈夫です。お気を付けて…」
「ほんま?ごめんなぁ、ちゃんと前向いて歩くでなぁ、許したってなぁ…


あかんなぁ、しっかり歩かんと…優しい兄さんやったからよかったけど…ちゃんと歩くんやでってこの前もふぁっちゃんに怒られたばっかやもんな…!でも優しい兄さんやったなぁ…ええ人やなぁ…」(きゅん…


…の…すよ……は…んだ…!


「な、なんやろ…後ろの方で喧嘩っぽい言い合いが…あっ、あかんでウチっ!!そーいうのにすぐ巻き込まれるのもだーちゃんに怒られたんやもん!!知らんぷりや!はよぅ離れんとあかん!」(すたすた


…………


「前もなぁ、何故か喧嘩に巻き込まれてお財布渡してもうたし…知り合いやから勘定したって言われたから…でもどうやったんやろ…?覚えがあるような無いような兄さんやったもんなぁ…んん〜ウチが忘れてもうただけやろって…んーーわからんなー」(ふらふら


「…あの…」(とんとん
「にょひゃあっ!!??なんかしましたぁすいませんぅ!?」
「…そこまで…驚かれるとは…すいません…」
「ふろーちゃんやん!!あら〜!こんばんわぁ!どうしたん?ウチに会いに来てくれたん??嬉しいわぁ♡なんか欲しいもんあるぅ?」
「…少なくとも…裏路地には…欲しいものはないですね…」
「…あっ!!!あかんわ〜!!まーた考えとったら静かな方に…戻ろうなぁふろーちゃん!うーん、でも喧嘩しとったんよあっち…」
「…それはもう…終わりました…」
「そうなん!ならええなぁ、行こか行こか!ご飯買って〜、お城かお家戻るやろ?お土産持ってってぇや!一緒に選ぼな!」
「…買えますか…?」
はえ?」
「……お返し致します…」(ちゃりん
「それウチのおさいふ!!!」
「…この市は…そんなに治安の悪い場所とは…聞いておりませんでしたが…貴方様に関しては…どなたかとぶつかった時は…所持品の確認をするようにした方が…宜しいかと…」
「まさか…さっきの兄さん!?スられたんウチ!?」
「…お気を付けくださいね…」
「…ふろーちゃん、貰って来てくれたん?」(きゅんきゅん
「…そうですね…貰うといいますか…出来うる限り丁重に…お返しいただきました…」
「わぁ〜!!ほんま〜!?おおきになぁ〜!!嬉しいわぁ〜!優しいわぁふろーちゃん!」(きゃっきゃっ
「…フクフスフ様…夜間は…我々のいずれか一名は必ずいるとはいえ…命の危険でない限り動かない者もおりますから…出来うる限り慎重な行動を…心掛けください…」
「…えっ、おるん?おったん???」
「…おります…」
「毎日?」
「…はい…夜間のみですが…」
「知らんかったんやけど!」
「…それは…失礼致しました…おります…」
「じゃ、じゃあウチが歌っとったり魔法の練習したり、うささんとお話ししとるのとかっ、ウチの顔とか見とったりしとるん!?」
「…お部屋にいらっしゃる時は…見ておりません…お出掛けの際の護衛のみ…務めさせて頂いています…」
「あーよかったー!!そうやったんやぁ、それでウチ市場の買い物は夜にしか出かけたらあかんよって言われたんやね!納得!!」
「…気付かなかったんですね…」
「全然気付かへんかった!話しかけてくれる子は流石にわかるんやけど!みんなおるんなら部屋来てくれてええのになぁ〜」
「…生者様と…話したり…関わる事を…得意としない者も居ります故に…御許しくださいませ…」
「そうなんね…ううん、無理はせんでえーの!ウチが仲良くなれたらええなって、思っただけやから!お礼とかもしたいしなぁ!
…せや、血とかあげたら喜んでくれるん…?」
「…お心遣いは嬉しいのですが…貴方様から頂く事は…我々皆に…禁止されております…」
「あかんの!?」
「…正しくは…貴方様に…血を与えさせるな、と…」
「…はうぅ…!」
「…深い理由は…存じませんが…貴方様が血を与えたがったとしても…受け取らないで欲しいと…命じられております…」
「兄さん姉さんら…ウチんコトよぅわかっとらっしゃるなぁ…!!くやしぃ!!」
「…お身体は…大事になさってくださいね…」

 

 

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さらさんち


どんどんっ


「たのもーー!!」
ガチャ
「…お、ルノーテスラ様。らっしゃい」
「アレス!うむ!きたぞ!サラトナグはいるか!」
「今は裏庭に」
「…父上とか、他の奴は、いるか?」(そわそわ
「いや、家にいるのは俺だけだな」
「…そ、そうか!うん!!それならいいんだ!邪魔するぞ!いいな!」
「どーぞ。」
「あっ、サラトナグはな!呼ばなくていいからな!帰りを待つ!うん!急ぎじゃない!」
「りょーかいりょーかい、かしこまりましたっと。菓子いります?」
「いる!!紅茶もだぞ!紅茶もだ!アレスの紅茶はきらいじゃないぞ!精霊に仕える者としてはなっ、中々だt「カボチャクッキーと芋の蜜がけどっちがいいです?」どっちも欲しいんだ!」
「あいよ。えーとルノーテスラ様は砂糖と…」(かちゃかちゃ
「…あれす、その、うん、なんだ。い、今だけはあれだぞ、気を楽にするのを許してやるんだぞ。うん、許してやるんだ」(そわっそわっ
「それはそれは有り難く。んじゃルノ、砂糖とミルクは?」
「いっぱい!!」
「ハハッ、知ってた。温めの紅茶に…ほら、丁度良かったな。焼き立てだったんだぜ、クッキー」
「やった!ふんっ、僕はな、菓子には厳しいからな!美味い菓子しか食べないんだ!光栄に思え!」
「そりゃありがたい。嬉しいぜ、会いに来てくれて」
「むっ、んっ、べ、あの、違う!!菓子の!為に!来たのであって!!おまえに!」
「お前?前はお兄ちゃんって呼んでくれたのになぁ、残念だ」
「!!! そ、あ、うう、」
「…いや?なんでも?ルノーテスラ様の仰せのままに。料理の腕を評価していただけるってのは従者冥利に尽きるぜ」
「〜〜ッ!!」(ぐびぐび
「(ニヤニヤ)」
「ぷはっ!くぅっ、お兄ちゃん!!おかわり!!!」
「はははっ!!はいはい、すぐ淹れてくるよ、ルノ。待っててな」(なでなで
「う…うん…待つ…」(もぐもぐ
「可愛いな、ホント」
「…かわいいって、ゆーな」(てれてれ
「おうおう、ごめんな」
「…お兄ちゃんだから、特別に、許してあげるんだぞ」
「ん。ありがとうな、ルノ」

 

 

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引き続きさらさんち

 


「それでなっ、あのなっ、ちゃんと登れてなっ、父上にも褒められたんだっ」
「そりゃすげーなぁ。頑張ったな。よしよし」
「へへっ、えへへ、もっと褒めていーんだぞ!がんばったんだぞ!」(にこにこ
「よーしよーし今日はルノの好きな晩飯にしような〜」(ぎゅうぎゅうなでなで
「やった!僕お兄ちゃんのご飯、美味しいから大好きなんだ!」(ぎゅうっ
「嬉しいこと言ってくれるなぁ、兄ちゃん張り切って作っちまうぞ〜」(でれでれ
「えへっ、えへへっ!お兄ちゃん大好「ただいま〜(がちゃり」気合い入れて作るんだぞ!!!この僕の口に入るんだからな!!」


「……えーと?」
「…ッ…!(ぷるぷる」(笑いを堪えている
「…邪魔、しているんだぞ…!!」
「…仲良いねぇ」
「!!! ちがっ、これは!あれだ!寒かったんだ!!暖を!暖にしてやったんだ!」
「ああうん、そうだねぇ、最近寒くなって来たからねぇ。アレス、コーヒー貰えるかな」
「そ、そうだぞ!家主がな!来たらな!そうするべきだな!はなれていいぞ!うん!!許す!」
「くっくっく、それじゃ失礼しますよっと。
サラ、風呂は?」
「あー、そうだなぁ沸かしてくれたら嬉しいかなぁ」
「りょーかい。んじゃお二方ごゆっくり」

 

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「…いらっしゃい、ルノーテスラ。どうしたの?」(コーヒーずずー
「…話を聞きに」
「話?僕に?」
「うん」
「修行の一環ならルートと一緒に来るよね。なんだい?」
「…かぼちゃ」
「かぼちゃ」
「できない」
「…あ!何!?かぼちゃ品評会出るの!?」
(※かぼちゃ品評会:毎年十月、愛李初の月に街で開催される大会。主に植物関連の加護を持つ精霊が出場する。かぼちゃの評価には大きさ・芸術(艶や形)・味の三部門があり、出場者の中には一年全てをこの大会にかける者もいるという。

尚勝っても特に何もない。終わったらみんなで食べたり国が保存食に買い取ったりする。この大会のお陰でこの時期は街に大量のかぼちゃが集まる為、同時にかぼちゃもぐもぐ月間とも呼ばれる。期間中は街にかぼちゃ製品が溢れる)
「そういう事になったんだ。学院の…授業で…」
「そっかそっか〜そういえばそうだねぇ。植物学取ってたら必修の大会だったね。
でもルノ、いくら樹木使役の加護だって言っても、君程の精霊が苦戦する内容じゃないでしょ?」
「出場するだけならな!今はこのくらいだ。こいつ五匹分くらいの大きさだ」(テーブルに蜘蛛を乗っける
《?》(蜘蛛はきょとんとしている)
「この子五匹分ね…結構大きいじゃないか。学院に通ってる程度の中じゃ十分大きいだろ?」
「…でも…」
「うん?なんかすごい子いる?今は植物学には明勲候補生はいなかったと思うけど…」
「父上と母上が見に来るんだ!」
「…一位になりたい、ってこと?」
「うん」(こくり
「…父君はともかく母君が一位を強要するとは思えないけどな?」
「でも!できるかぎり!目指したいんだ!」
「つまりいいところを見せたいわけだね…?」
「そうともいう」
「成る程ねぇ…(彼等は多分遊びに行くだけだと思うけどな…)
あと二週間位か…うーん…ルテルミが強すぎるからなぁ…一位は難しいと思うけど、まぁ、わかったよ。残りで何処まで仕上げられるかわからないけど、手伝うさ」
「本当か!感謝するぞサラトナグ!!うむ!」
「はいはい。その代わり家の事も少しはしてよね。いつもの事だけど、僕はお肉はあんまり食べないから。食べたいなら獲ってきて」
「…仕方ないな!今回は僕が頼む立場だからな。やってやる。いってくる!」
「いや、来るんだったらいつでもそうしてよね…」

 

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「風呂沸いたぞー。…ルノ様は?」
「狩りにいったよ。二週間くらい泊まるみたいだから、世話してあげてね」
「ルノ様なら歓迎だ。任せとけ」
「…君子供好きだよねぇ」
「アンタもルノ様には甘いだろ?」
「…まぁ…腐れ縁の息子だしね…
でもどうしよっかなぁ〜かぼちゃかぁ〜ふぅ〜ん」
「どうした?すげーニヤついてるぞ。悪巧みしてる顔だろソレ」
「あは、いやぁ、僕は毎年出場しないんだけどさ、ルノが出るなら僕も出ようかなぁ〜って」
「でもアレとんでもなくでかいカボチャ出るだろ?アンタのかぼちゃこんなもんじゃねぇか。美味いけど」
「大きすぎると君が料理に使い辛いだろうと思ってそこで止めてるんだよ?
っていうかぁ〜僕が出ない理由なんて〜街に行くのが面倒なのもあるけど、僕が出たら絶対一位になっちゃうから出ないであげてるだけですぅ〜」
「(うっわうっぜぇ顔してる)」
「そもそも九割近い品種が僕の眷属を一度は通してるんだからさぁ〜僕の魔力以上によく育つ栄養ないしぃ〜?」
「つまり反則級なわけだ」
「まぁそうだね。それで自粛してる。ルテルミも微妙な線だけど」
「じゃあ今回も出ないでやれよ…頑張ろうとしてんだからさ…」
「いや、コト植物に関しては、植物に愛されている僕は譲れないんだよ。この僕が指導に当たったのに一位になれなかったら僕が愛されてないみたいじゃないか。だから一位は僕が貰う。全部門僕が貰う。この国で最も愛されているのは僕なんだよ!!」
「アンタほんと…植物に愛されてる事に関しては…自信過多だな…」
「事実だからね!」(ドヤァ…
「大人気ねぇなぁ…」


(ルテルミさんは毎年シンデレラよろしくかぼちゃの馬車クラスのカボチャを持ってきます。サラさんはちょっとした家クラスのカボチャを持っていきます。大人気ないね!)

 

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おまけ:学院についてちょっと説明


首都噴水広場の東の道を通ると存在する、広大な国営施設。簡単に言うと国立大学みたいなとこ。首都住まいで何かを学んでいるといえば大抵ここに通っていると思っていい。


授業などの仕組みがちょっと特殊。学年という概念もなく、種族年齢関係なくいる。教える側は多くが精霊。精霊以外もいるにはいる。
ただ、ここで教えられる歴史は作り物の方の歴史なのである種の洗脳教育の場所。


現在の学長さんはレイン様の先代奴隷商人管理局の長のおじさま。引退した元明勲や、明勲にはなってないけど研究熱心な精霊とかが勤めてたりする。国保有の研究機関でもあり、明勲候補の精霊を生徒として通わせて教育させたり、そんな事もよくある場所。ルノ様はお出かけしたりいっぱいしてるけど一応通ってる。


ユメコ達が通ってるのもここ。キリちゃんも通ってた時期がある。

数えられないくらい沢山の分野の授業がある。一研究分野、研究者毎に授業が分かれているのでとてもニッチなものもある、不思議空間。そのうち詳しい設定を書く。