【後半閲注】配信まとめ前振り
配信のまとめ①
注意
上達の方法ではない
自分のことは棚に上げてる
僕が、大事にしてること。ってだけです。でも多分間違ったことは言ってないと思います。
詳しくは配信の方で。
文章作品の中にもいろんな種類がある。大きな意味でいうのであれば、論文も文章作品であると思うし、感想文もそうだ。もちろん小説も。
その小説の中にもたくさんの種類がある。ジャンル、と言えばそうだが、ジャンルではない分類がある。それが、何を目的としたものなのか、だ。
娯楽?逃避?問題提起?社会風刺?嘆願?承認?商売?自己表現?
どんな目的であれ、作品になりうるもの。そういったテーマによって、重要視するスキルや客層も変わっていく。描写の方法も作風も変わっていく。何が良い悪いでもなく。
あえて言うのであれば、完成度、だろうか…これは文章に限った話ではないが…完成度の高いもの、というのは総じて美しい。
そもそも、小説に必要なスキルや要素、といったものは一つではないだろう。よい、とする評価の基準も多々あるということだ。個人的に大きく分けた。
物語・展開→ストーリーの構成。
単語・語彙→適切な使用単語の選定。
心情・情景→登場人物や場面の描写。
これらは別の技術と要素である。得意文体やテーマによって重視される部分が異なる。
僕は3番をもっとも重視し、次が2番のタイプだ。1番?皆無やぞ。見たらわかるやろ!!やまなしおちなしいみなしやぞ!!801やぞ!!
個人的には、だが。1番は思考、2番はセンス、3番は経験、なような気がしている。いや、適当抜かした。信じないでくれ。
ちなみに僕は、娯楽というよりかは問題提起、論文系統の文章書きです。展開よりは雰囲気重視。自分が流し読む傾向が強いからですかね。
以上を僕の前提として、僕が大切にしている事や重要視している部分を語る、比較的真面目な物です。今回は前振りだけ。
配信の方では、【リアリティ】と【言葉の雰囲気】について語りました。それは次の機会に。
ついでに没にしていたすけべろん4を公開します。あいかわらずあほみたいな文章ですが、言ってることは個人的に本気ですし正気です。閲覧注意です。言葉の雰囲気、感情についての文章です。途中でいろいろあってぶつぎったので最後まで書いてありませんけど、色々察してください。
以下すけべろん4(未完没)
今回はあんまり企画と関係ないタイプのすけべろんですが、例にうちの子を使うので、とりあえずこのタグで記事をまとめようと思います。
すけべろんですから毎度の通り、閲覧注意。あほな事しか言ってないし、性的表現もりもりフィーバー。てんこ盛り。自ら地雷原に足突っ込んだ方に保険金は出ません。
ということではじめていきます。すけべろん【言葉の感情】についてです。
言葉の感情とはなんぞや
同じような意味でも、いろんな言葉がありますよね。例えば、すけべ。
すけべ、助平、えっち、エロい、えろい、シコい、卑猥、淫猥、淫ら、とかとか多分もっといっぱいあります。私の語彙力ではこのくらいしか出ませんでした。
ひらがなかカタカナか、だけでも印象がかわります。同じ情景の表現の仕方でもかわりますよね。
『はーさっちゃんのすべすべおててがあっくんのまっかっかほっぺなでちょしとんのぐうシコいわ~』
『はぁ…サラさんの陶磁のような滑らかな手がアレスト君の赤く上気した頬をするする撫でてる…ほんと美しくて淫らな雰囲気堪らないわ…』
おんなじこと言ってるんですよ。文章の流れもおんなじなんですよ。修飾語も少ししか増えてないし、結局表現に使う単語を変えただけ。これ、混ぜるとどうなるかというと、
『はぁ…さっちゃんの陶磁のような滑らかおててがアレスト君の赤く上気した頬をなでちょしとんのほんと美しくてえっちな雰囲気でシコいわ…』
普通にあほっぽいからアホにしか思えないんだけど、なんか違和感。違和感しかないけど、なんだか違和感。
私はこの違和感を、言葉の感情と呼んでいるし、世界観であり雰囲気であると思っています。
同じ意味であるのに、その単語単語の持っている、与える感情が違うわけです。これって、文章の分かりやすさとかじゃないと思うんですよ。言ってることは一緒なんです。意味も分かるんです。文章の書き方が変わるとかでもない。ただ、使った単語の感情が、ちがう。
読み手も書き手もこんなことわかってると思うんですけど、これにどれだけ重きを置いているか、っていうのは人それぞれですよね。私はこれを非常に重要視しているタイプです。
つまるところ、この言葉の感情の統一。それこそが、私が書くときに最も気にしているところです。おかげで状況がちぐはぐになってることも多いですが、それは何とか補完しましょう。
理想のすけべ
わたしにとっての、理想のすけべとは、いったい何だろうか。スケベ妖怪と自称している私にとっては、それは根本に値するものなのではないか。ということで真剣に考えてみました。
まぁ前からこれなんですけど。【読み手によって、すけべ度合いがかわるすけべ】。これが理想なわけです。
もちろん、書き手である私の頭の中では、それはもうぐっちょんぐっちょんあんあんぱこぱこ、してますよ。もちろんそうです。それはもう…純真そのものの私の口からなんて恥ずかしくて言えないようなえろえろな事態が起きてますよ。ワンダフォーです。
だがしかし。もしもわたしよりもすけべ錬度の高い方がこの状況を見たとき。果たして。
もしも!!さっちゃんとあっくんが!全裸で同じベッドに寝転がり!!寄り添い合っているのだとして!!ちょっとおたがいつっつきあってるのだとして!!ほんで寝た!!
これを、ちょっと細かく書くと、行動光景はより明確になります。
夜十一時ごろ、さっちゃんとあっくんが食事と風呂も終えそのまま全裸で、、秋になってきてそろそろ冷え込んできたよねーと言いながら二人してくっついて向かい合って布団に入り、昨日の晩散々エッチして朝遅くに起きてだらだら過ごしてたから全然眠くならなくて、何とか寝ようとしているアレスト君に向かってさっちゃんが、ひまだよ~眠くならないよ~と言いながら三回、あっくんのほっぺをつんつんしたけど、黙ってろ、目をつぶれ、って言われて背中トントンされてたら子供みたいにすやーって寝ちゃった。
普通にほほえましいんですけど、個人的にあんまり、エッチじゃないんですよね。だってエッチしてないし。ねてるし。
これとそっくりそのままのおんなじ文章を、ところどころ削ります。
【びふぉー】
夜(十一時ごろ)、さっちゃんとあっくんが(食事と風呂も終えそのまま)全裸で、(秋になってきて)そろそろ冷え込んできたよねーと言いながら二人して(くっついて向かい合って)布団に入り、(昨日の晩散々エッチして朝遅くに起きてだらだら過ごしてたから全然眠くならなくて、何とか寝ようとしている)アレスト君に向かってさっちゃんが(ひまだよ~眠くならないよ~と言いながら三回、あっくんのほっぺを)つんつんしたけど、黙ってろ、(目をつぶれ、)って(言われて背中)トントンされ(て)たら(子供みたいにすやーって)寝ちゃった。
【あふたー】
夜、さっちゃんとあっくんが全裸で、そろそろ冷え込んできたよねーと言いながら二人して布団に入り、アレスト君に向かってさっちゃんがつんつんしたけど、黙ってろ、ってトントンされたら寝ちゃった。
さて。大きく減りました。何も伝わらないですよね。時間も場所も二人の表情もなんでこんな行動したのかも何もわかりません。
ですが、一つだけ増えたことがあります。それは、【可能性】です。
削ったことにより、【これセックスしたんじゃない?】という可能性が産まれたのです。
この可能性を大きく持った文章。これこそが、私の理想のすけべなのです。
どこがつながるの?
なぜ言葉の感情から理想のすけべの語りに行ったのだ。と言いますと、僕の理想のすけべには、言葉の感情の利用がもっとも重要だということなのです。
もう一度先ほどの最終例文を見てみましょう。
夜、さっちゃんとあっくんが全裸で、そろそろ冷え込んできたよねーと言いながら二人して布団に入り、アレスト君に向かってさっちゃんがつんつんしたけど、黙ってろ、ってトントンされたら寝ちゃった。
この文章で、【おせっせを連想するに値する感情を持った言葉】というのは、どれだけあるでしょうか。
まず、王道。
【夜・全裸・布団】。
いや、この三種の神器揃ったらセックスしかないじゃん。って思いますよね。夜は全裸で寝る派など関係ないというかのような暴力的な推察かも知れませんが、この三つが出たらあらかたセックスでしょう。間違いありません。
ですが、まだ別の言葉がいます。一度全部あげて、個別に行きましょう。
【そろそろ冷え込んできたよねー】【つんつん】【トントン】【寝ちゃった】
こいつは曲者です。こいつらがかなり曲者です。まずこれがおせっせを連想させると思わない場合。その場合はこの後に来る頭の悪い暴論に注意してください。
この言葉たちは、セックスを連想させるには少々暴論妄想が必要で、どちらかと言えば『幼さ』や『無垢さ』といった、性行とはあまり近く無い感情をお持ちなのです。
まず、【そろそろ冷え込んできたよねー】。ねー、という語尾は穏やかでのんびりとしている印象を与えます。しかし、冷え込んできた、というワードの持つすけべパワーは侮れません。当然、冷え込んできた、ということは寒い。寒いということは、あったまりたい。温まることと言えば、セックス。これは世の常人の常。つまりセックスです。スケベです。でも、語尾の伸ばし棒のもついやらしさや意味深感の緩和能力は相当なものです。
すこし、ちぐはぐ。折角夜に全裸なのに、全裸が寒いって言ってんのに、全裸で寒いならセックスやろ!?と思うのに、世間話をしているとなると、頑張っても、「もしやこれは事後でお互いがすっきりしてしまっているからこんなにいやらしくないのだろうか?事後…そうか、事後か…」というすけべの展開方法の方が無理なく進むわけで、これは今からえろえろセックスするな!?というすけべらしさがないのです。
次。【つんつん】。これはもうセックスですよ。触ってるんだもん。
…暴論がすぎますが、つんつん、という言葉は非常に子供っぽい、いたずら、といった感情をお持ちだと思います。普通にすけべな描写にも使えるこのつんつん。まるで遊んでいるかのような印象を与えるこの言葉は、している側されている側の優劣関係をよく表すと思いますし、普通に子供っぽい表現としても使えますので、これは問題なくセックスなのですが。でもやはり、つんつん、という軽くて可愛らしい響きは、ちょっと無垢すぎる感じがあります。これがたくさんの言葉のなかにある一つのつんつんであったのなら、むしろすけべらしさの強調になったことでしょうが。この短い文章の中にこの力の強く解釈が分かれるワードを入れるのは、少々リスキーです。
次。【トントン】。夜のトントンはドアのノックしかないんですよ。つまり子宮孔あるいはS字の入り口トントン。赤ちゃんのお部屋ノックです。これはセックスです。
ああ、さっちゃんがアレスト君を誘うようにつんつん♡したから、それに乗っちゃったアレスト君が黙ってろ、っていって奥トントンしまくったら煽ることもできずうめき声のみで黙っちゃって疲れてねたんやなぁ。と。そう思うわけです。
ええ、まぁ、相当強引ですよ。なんでもかんでもスケベに思える!ってくらいのすけべさんならきっとわかってくれると思うけど、わからない人もいっぱいいる。そんな感じです。どちらかと言えば、子供をあやすときの擬音としての方が…つよいかな…?みたいな。つまり、ちょっと扱いにくいね。そんなかんじ。
最後。【寝ちゃった】。
寝たんだからセックスだろ?ということと、加えて、この、ちゃった、というものは非常にあっけない印象…何もなかった、期待以下であった、想定していないほどに、といった感情を与える言葉です。つまり、『寝るはずではなかったのに寝た』という使い方。この言葉を使ったのが、寝取られ大好きアレスト君と昼の人妻団地住みのしまちゃんであった場合、しまちゃんが「寝ちゃった」と言えば、昼の人妻という圧倒的なすけべパワーによって、「エッチするつもりじゃなかったのにエッチしちゃった」ということになりまことにえっちなのですが、まぁ「ちょっとテレビ見ようと思ったらそのまま寝ちゃった☆」みたいな可愛さもあるよねしまちゃん可愛いもん。
ええとつまり、状況に寄れど、他でもっとスケベな印象がない限り、「なにもせずに寝てしまった」という解釈になるわけです。
この短文ですと、一番最後のねちゃった、ですから、『どれだけ夜で全裸で布団入ってつんつんトントンしても、何もエッチなことはせずに寝てしまったんです』ということになってしまうわけです。
散々言いましたが、別にこれもともとの文章はすけべしてないんですよね。すけべしていないのかもしれないししているのかもしれない。そういうのを、委ねる。そういうものが理想なのです。