ほうさんのお国柄

企画参加用創作ブログ。絵は描けない。文のみ。お腐れ。色々注意。

ヴィラン・みこみこちゃん

新キャラ ヴィラン
ほんへストーリーではなく国としてのヴィラン。革命計画や裏切りなどが絶えない理由にもなっている。誰もこの者の存在は認識できていないが、認識できたとしても退治する方法もない。持っているポテンシャルは確実にチートクラス。素質は…だが…。

 

 
みこみこ(愛称)
 
ルウリィド国ヴィラン。霊体。現在は国にある巨大な山そのものに憑いている。
 
なんか昔はすごく偉い人(精霊)だったらしいけど、色々な裏切りにあって死んでしまった。その怨念。とりあえず文明や文化が全部潰れてしまえばいいのに。と思っており、彼の気に知性ある生物が当てられると反抗的な態度や反文化的な行動、暴力的な破壊衝動、そういったものに襲われる。長期間になると体と意思を完全に乗っ取られてしまう。
これらへの抵抗力は本人の精神力や所持している資質がこれらに近いかどうかによって決まるようだ。
 
 
霊体と交信できるものなら会話はできるだろうが、非常に子供っぽい。〜なのだ!という口調が特徴。何かに復讐を誓うなどがあるわけではないのだが、人間は嫌悪気味。特定の誰かに対する恨みはない。本当に子供のような純真さで純粋に、この世界を壊そうとしている。基本子供には手を出さない。ちょっとバカなのですぐ騙される。可愛いやつだ。
 
 
誰かを乗っ取れる機会があれば乗っ取ろうとするが、自分の憑いている山に誰かを連れてくるような力はない。しかも乗っ取ろうとする相手の基準が厳しい。できるできないではなく好みの問題で厳しい。
 
「わたしに何か用なのだ?すばやく失せるが身のためなのだ。ふぁーあ、もうすこしつらがまえをととのえてからくるのだ〜」
 
「にんげんが50、それいがいは20。のこすのはそれだけで十分なのだ。何もしらないこどもがいいのだー。あとはわたしがやりなおすのだ」
 
怒らせると多分これが元人格なんだなぁって人が出てくる。し、即死させてくる。
 
「…いまさらー…ああ、何かしようという気はな。わたしにはない。だがー…は。は。は。主をな。ひとつ…枯らすは易し…嘗めるなよ小童。わたしはの?奪うということが…とても…とてもきらいだ。だから…とてもきらいなものしか奪わぬさ…そう主よ。は!は!は!早う失せよ!!地に!!穢れ血は戻したくのうが仕方なし…はようはよう…ああ耳に障る…ああ…静かに…眠れ…」
 
乗っ取った身体が死んでも彼が死ぬことはない。死体も乗っ取れるが死体だと鮮度によって乗っ取り動かせる時間が変わってくる。ずっとは無理。
 
 
 
実際のところ
 
大昔も昔。原初の精霊とされている精霊たちの祖。人間達の生活を指揮するのがどうしてもうまくいかなかった大いなるものが生み出したと言われている精霊、妖怪、鬼の最初の精霊。人間達の進化の方向性が少しでも荒れる度に、男女数人の子どもたちだけを残して壊滅させ【やり直し】をしてきた。最終的に自らを人間たちに信仰させ、神子や自然の代弁者、神の子、指導者と呼ばれるようになり、非常に穏やかに統治してきたが、アルファたちの一団の渡来により信仰対象としての地位を失い、自分以外を見限って姿を消した。国で最も大きな火山、今では立ち入り不可地域だが、その山で消息を絶っている。彼が生きた期間は神話級の話。生きていたのは神話になるくらい昔の話。
 
本人は完全に自身の全てを捧げ、眠りにつき、肥沃な大地への礎になった。つもりだったのだが、ルウリィド建国後聖女の魔力が大地に満ち、飽和状態。しかも魔力的にも性格的にも聖女と神子の相性は最高に悪く、つまり最悪の雑音により最悪の形で眠っていた神子が目を覚ました。滅茶苦茶に寝起きで機嫌が悪くそれどころか彼の晩年に芽生えたほんのわずかな嫌悪や憎しむ心の方が主人格として現れ、本来の非常に穏やかで達観した人格は奥にしまい込まれている。比率は9:1といったところ。しかも自分が罵倒されるなどして怒った時にしか出てこない。ので基本キレてる。
 
ルートグランやルノーテスラの直系のご先祖様に当たる。もしもできるのなら…扱いやすいであろう直系の子孫の身体を乗っ取って、自分を裏切る前に【やり直し】ができたら、と思っている。つまりは自国文明の壊滅。しかしこれは理性あるころの彼の思考であって、子供のような人格になってしまった今は、国の境も関係なく、きれいになればやりやすいだろうなぁと思ってる。幸いにも強大な力を使いこなせる知性はなく、明確な意思もない。今現在最も多大な被害を受けているのは、彼の気に当てられて反抗的になり裏切り行為が増えるせいで信頼できる部下を多数持つことができずサラさんが大変なことくらい。
 
因みに性別は関係ないが見目が美しく背は高め。身体に余計なパーツがなくできれば精霊がいい、年齢は喋り・走り・食事ができるかどうかが乗っ取りたいかの基準である。わがままだ。
 
名前はない。神子様。とだけだ。