ほうさんのお国柄

企画参加用創作ブログ。絵は描けない。文のみ。お腐れ。色々注意。

バレンタインデーですね。

バレンタインだなぁ…と思って、ゆるいゆるゆるをゆるく詰めました。甘くはないです
。ネタ寄り。お馴染みメンツですね。
書いたことが少ない子達もちょっと入れたかったけど、諦めました。来年度に期待しましょう。未来の自分に。
 

 

 
朝の一年教室
 
「コリーちゃーーん!!」
「なぁにBちゃん!!わぁーお!すっごいでっかい箱!チョコレート???」
「イエスッ!手作りしちゃったぁ!!張り切っちゃったぁ!!レイン様にあげられるなんて夢のようッ!!」
「わぁ~!後先考えてません、っていう勢いがわかる、すごく愛がこもってるって感じだねっ!!」
「ファンの作った手作りお菓子なんて、食べるのタブーみたいなものじゃん?だから大きさでしか伝えられないのっ!!でもそれでいい!!それでいいの!!!」
「なるほど~!行き場のない情熱に苦しむのは、ファンも豚も一緒なんだね…!」
「豚さんとお揃いだとは思わなかったなわたし…」
「でもいいの!!豚は健気に鳴くべきだから!それでいいの!その内ちゃんと、それがいいの!!って思えるようになるから!!」
「豚さん…」
「あっ!レイン様がきたよ!!ほらっ!あげよっ!」
「あっわっ、えっ、うっ、レぇッ↑しゃまっ」
「むゅっ!ああ!おはようビービル!!はっはー!今日も実に可愛らしい!」
「はっ、ひゃのっ!これっ↑」
「バレンタインのチョコレートかね!なんと立派な!ワタシに?」
「はひぃ!!」
「ありがとうビービル!!開けてみてもよいかね!」
「いまですかっ!?ど、どうぞ!!」
「(がさごそがさごそ)おお!実に美味しそうな菓子ではないか!頂k「ちょちょちょ!?」うみゅ?」
「た、たべるんですか!?」
「? 勿論!食べない理由があるかね?」
「はわわそんn「では頂こう!」アーーーッ!!」
「(とてもしあわせそうなかお)」
「(それをみてしあわせそうに逝った顔)」
「Bちゃーーーーん!!!???」
「はっはー♡とても美味しかった、と伝えてくれたまえ!ワタシはまだ訪ねねばならない方がいる!これはワタシから貴女達へ、だ♡それでは!」
「わっ貰っちゃった!Bちゃん起きt「とうとみがつよい」あっ生きてた」
「たべてくれた」
「そうだね!心配することなかったね!」
「うっ…うううッ…(号泣)」
「ただ貰ったチョコの方が女子力高い出来だよ!!負けたね!!」
「完全勝利だよ!!!!!ひゃっふうううううううう!!!!!」
 
 
 
 
お昼休みの逢瀬
 
「まっ、マリーちゃん!!!」
「ハァイさらちゃん♡どうしたの?随分嬉しそうじゃない♡お昼にあたしに会えたのがそんなにうれしい?♡」
「ちょ、ちょこ貰っちゃった…!」
「あら。ライネイちゃんから?」
「違うんだよ!今朝来たら机の中に!!ほらこれ!」
「貴方可愛いものね。えーとぉ…あら~♡好きです、って書いてあるじゃない♡名前はないけど」
「これって本命チョコってやつかな…!?」
「そうなんじゃない?ハート型に可愛い便箋と封筒…手作り感満載ね♡」
「そうだよね!?うわ~!誰かなぁ誰かなぁ、すっごく女の子らしくて、文字も可愛いし、気になるぅ~!」
「さらちゃん」
「なぁに?」
「ここにもう一つ、あたしからの本命チョコがあるんだけど」
「はうっ」
「いらn「いる!!!」いr「いる!!!!!」欲張りさんね、さらちゃんったら♡」
「そりゃあ貰えるのは嬉しいじゃないか!好きだって言ってもらえてるんだよ?」
「貴方、告白されたらどうするの?」
「嬉しいけど断るよ。当然じゃないか!まさかマリーちゃんに言われるなんて思わなかったよ!」
「優柔油断で優しい貴方に断れる?」
「マリーちゃんったらいじわるだなぁ。断れるよ。だって僕の大好きな子が誰か、マリーちゃんは知ってるでしょう?」
「…」
「えへへ。大好きだよ、マリーちゃん。愛してる、は、僕にはまだちょっと似合わないかな?」
「お返しは童貞でいいわよ!!!!!!ホワイトデー覚悟しときなさい!!!白濁の日にしてあげるわ!!!」
「ええええええ!?待って待ってもうちょっと待ってちゃんとおとなになったらまとめて返すからぁ!!!」
「もうっ!ダメねあたしったら!ちょっと試しちゃった!いいわよさらちゃん♡かわいいかわいい手作りチョコに、好きなだけ喜びなさい♡貴方がかわいくて嬉しそうで幸せそうなのが、あたしは何よりも愛おしいわ♡」
「そんなマリーちゃんが僕は大好きだよぅ♡早速食べてもいい?一番最初に食べるのは、マリーちゃんから貰ったチョコにするね♡」
「そうそう♡ハジメテはあたしよ♡」
「うーんなんだか意味深だなぁ♡♡♡」
 
 
 
 
ルトリヴァの家
 
「おかえりなさい、あなた。渡したいものが…」
「…ああ、そうか、今日は…うむ…」
「…今年は、買ってきたんです」
「…なんと」
「貴方様が毎年、次の日にお腹を壊してお仕事を休まれるんですもの…」
「…すまない」
「いいえ、謝られる事などありませんわ。もっと私が…」
「いいや、君が…うむ、心を込めて、作ってくれているのは、とても嬉しく思っている」
「あなた…」
「無論、今年も。君が私に作ったというのなら有り難く頂くつもりだったが…何。君の気持ちは変わらないだろう?既に明日は休暇を取っていたが、折角だ。二人で何処か…」
 「うぉあっ!?お袋!?台所やべー事になって、ン!?なんだこれ!!」
 「テディっ!入るな!去年以上だこれはっ!」
 「わきゃっ!なにかしゅわしゅわいってますっ!」
 「ドア締めろドア!!げほっ、うっ、く…!!」
 「あっ、兄上ーーーー!!!???」
「「・・・・・・・」」
「だ、台所は見ずに…先にお風呂でも…いかがかしらぁ…?」
「不甲斐ない男で済まない」
「えっ、な、なにをおっしゃいますの…?」
「リヴィ、君に気を遣わせた。今年こそ、寝込まずに食しきってみせよう…!!」
「ルートグラン様―!!!無理をなさらないでくださいませ!!」
 
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「…親父、いつもの胃薬…買ってきたから…」
「母上は、その…喜んでは、おられます…父上…」
「おかあさまが壊した調理器具の総額計上は今は言わない方がよろしいでしょうか!」
「…アレス、ルノー、テディ…母さんに…今年も旨かった、と…うぐっ…」
「父上…っ!!必ず、必ず伝えます…!!」
「胃に優しいモン作っときます…!!」
「でも去年よりも顔色がよろしゅうございます!すごいです!」
「フ…彼女の、努力の証だな…」
 
「本当に…ルートグラン様ったらお優しいんだから…来年こそがんばらないと…!」
 
 
 
 
お嬢様の家
 
「女子力だの云々言うのなら、前日には用意しておくものでは?当日に作るとは…」
「一昨日はお嬢様が使ってたし、昨日台所占領してたのお兄ちゃんじゃない!!アタシは使いたかったの!!」
「仲良く一緒に作りましょうと誘ったじゃないですか。ちゃんとお前のボウルに盛る為の薬も用意しておいたのに」
「だから嫌だったんだけど!?どうせぐちぐち口出してくるし…」
「相変わらずセンスがないですね。味も盛り付けも」
「そういう所だっていつも言ってるじゃん…!!!」
 
 
「「ただいまー!!」」
ライ「おかえりなさい!」
アダ「おかえりなさいませ」
マリ「あらライちゃん!チョコ作ってるのー?つまみ食いさーせてっ♡」
ライ「駄目ですってお嬢様!ちゃんと完成してからっ!」
アダ「自分が作った物ならありますよ。食べますか」
マリ「食べる~♡」
 
サラ「僕は貰ったのを食べようかなっ!
へへ、いろいろあるけど…やっぱりこれかなぁ♡わくわく」
アダ「随分と楽しそうですね、サラ様」
マリ「さらちゃんねぇ…ふふ、本命チョコ貰ったって大喜びしてたのよ♡」
アダ「成程。」
ライ「さっちゃんお嬢様といっつもいちゃいちゃしてるから、本命チョコ貰うなんて意外だったわ。すごい根性よね、その子」
アダ「お前も本命作ってるじゃないですか」
ライ「アタシはいいの!!!///」
サラ「あ、あはは…///照れるなぁ///」
マリ「ま♡食べてごらんなさいな♡あたしはあーちゃんのチョコ食べる~♪凝ってる?」
アダ「今年はかなり凝りましたよ。力作です。持ってきますからお待ちください」
 
マリ「…あー。あーちゃんの力作、ねぇ…」
サラ「(がさごそ)何回見てもかわいいなぁ♡」
ライ「あれっそr「しーっ。黙りなさいメスゴリラ」ゴリラじゃない!!!」
サラ「いっただきまーすっ!…(もぐもぐ)…」
マリ「…おいしい?」
サラ「んゅ、ん!おいしい!」
マリ「どんな風に?」
サラ「…普段あんまりお菓子作ってない子が、すごく頑張って作ってくれたんだろうなぁ~、って味がするよ」
マリ「それあんまり美味しくないわね?」
サラ「いやっ!?すごくおいしい!!すごくおいしいんだよ!?
でもほら、僕、アダネア君が作ってくれるお菓子に慣れちゃってるから…かな?」
マリ「あーちゃんはまぁ、そうね。すっごく上手だものね。ええ、仕方ないわ」
アダ「恐れ入ります」
サラ「お返し何にしようかなぁ…でもくれた子がわからないし…(もぐもぐ)」
ライ「さっちゃん…その心配はないと思うな…」
サラ「え?」
マリ「カモンあーちゃん!!」
アダ「はい。という事で今年は、
【普段あまり菓子を作らない小娘が勇気を出して作った本命チョコ風】です。どうぞ」
サラ「…?おんなじちょこが、いっぱいならんでる、なー?」
マリ「駄目だわ混乱してる」
アダ「手紙も包装も自作です」
サラ「………」
アダ「ちゃんと本命チョコですよ?」
サラ「…かわいい女の子が、」
アダ「くれたんじゃないか?という青臭いソワソワを、痴女のせいで高校生活の中一度も送れないのだろうな、というサラ様に感じて頂けたらというサプラーイズサービス」
ライ「うわっ…ほんっと性格ワルっ…」
アダ「如何でした?楽しんでいただけたでしょうか」
マリ「相変わらず才能と技術を無駄遣いするのが好きねぇ…(もぐもぐ)
…大丈夫?ショックじゃなかった?」
 
サラ「…アダネア君」
アダ「はい」
サラ「今年も、とっても美味しいチョコレートでした!!ありがとうございましたっ!」
アダ「はい。それはよかったです」
マリ「まっ♡さらちゃんはいい子ねぇ~♡なでなで♡あーちゃんはあんまりふざけたら駄目よ?」
アダ「愛情ですが」
サラ「あはは!大丈夫だよっ、僕わかってるもん!アダネア君が僕を喜ばせようとしてくれたんだって!
ありがとうね、アダネア君!とってもドキドキ出来たよ!」
アダ「こう言ってますし。ね?
それに、ちゃんと痴嬢様以外からの【かわいい女の子からの本命チョコ】は夕食の後にでも食べられる事でしょう。ゴリラですけど」
ライ「ほんっと余計な一言を…!!!!」
アダ「ちゃんとイマイチなリアリティのある味で」
ライ「悉く余計なのよほんと!!!!!喧嘩売ってんのぉ!!??」
 
※ちゃんとこの後全員で食べました。おいしかったです。